テレワークでの健康問題を解決する3つの方法

by Suzuka Niimura /日付:2020.6.3  
人事/総務/テレワーク/在宅勤務/健康問題/健康経営/健康管理

テレワークが急速に広まった今、
それに合わせて働き方や制度が変わってきていますね。

まずは
・オンライン環境を整える
・評価制度を見直す
といった環境整備が必要です。

では実際に働く皆さんの『状態』はいかがでしょうか?
出勤している時と同じパフォーマンスが発揮できていますか?

本記事では、テレワークにおける健康状態のリスクやその回避法をお伝えしていきます。




1.企業のテレワーク実施率

RIZAPでは『テレワークに関するアンケート』を実施しました。
その中の項目に、テレワーク実施率があったのですが、
結果は下図のようになりました。

アンケート調査によると全国でのテレワーク実施率は86%という結果になりました。
全国的にテレワークが一般化してきたということが分かります。




2.テレワークによる人の行動の変化
テレワークによって人の行動はどう変化するのでしょうか。


2-1.活動量が減る
まずは出勤がないため、自宅から会社への移動がありません。

数字にしてどのくらいかというと
上記の図は、私の自宅から会社までの通勤です。
徒歩のみで往復230kcal消費しています。
だいたい、おにぎり一つ分くらいです。

通勤がないと、家の中での活動に制限されてしまいますので、
この分の摂取カロリーを調整しないと…

また、自宅から最寄り駅はアップダウンのある行程だったり、
電車内での立ち姿勢、会社内での移動など活動量は歩く以外にもありますので
恐らく上記数値より多く消費しているはずです。

さらに、スポーツジムやヨガ教室などの休業により運動する機会がぐっと減っている
運動機会の減少もあげられます。


2-2.食生活の乱れ
外出ができないと、ストレスの発散手段も限られます。
ついつい、食に楽しみを求めてしまいがちではないでしょうか。
・今日も頑張ったからご褒美にアイスを食べよう
・ストレスからお菓子を爆食い
・ビールとおつまみ片手に映画鑑賞 
なんてこと、ありませんか?

また、保存食を買いだめされた方も多いと思います。
冷凍うどんやカップラーメン、乾麺やレトルトカレーなど
こういった保存食は糖質が高いものが多く、添加物も多く含まれているので食生活は乱れがちです。


2-3.メリハリがなくなる
朝起きて食事をして、仕事をして食事をして
ずっと同じ空間にいるとメリハリがなくなります。

そして、会社では上司や同僚と近くで仕事をすることが多いと思いますが、
自宅では一人。
自宅はリラックスできるので、気が緩んでしまうこともあると思います。

こういったオンオフの切り替えが難しいことも
テレワークの要素として挙げられます。




3、テレワークにおける健康リスク
2のような行動の変化が積み重なってくると、どんなリスクがあるのでしょうか。

まず一つに、『太る』可能性が挙げられます。
 活動量が減る=消費エネルギーが減る
 食生活の乱れ=カロリー超過など
こちらはイメージしやすいと思います。
消費エネルギーに対して、摂取カロリーが上回ってしまうとどうしてもその分蓄積されてしまいます。

そしてもう一つ、『仕事のパフォーマンスが落ちる」ことがあります。
2-3で述べた、仕事へのメリハリがつきにくいことで
集中力が出社時よりも続かない方も多いです

また、会社での同僚とのちょっとした会話もなくなり、
コミュニケーションレスストレスなどのお声もうかがいます。
こういった点より、
仕事のパフォーマンスが100%発揮できないリスクが十分に考えられます。




4、企業としてのサポート
ご担当者様であるあなたは、
テレワークでも100%のパフォーマンスを発揮してほしいと思っているはずです。
しかしテレワークの今は、100%発揮が中々難しい現状があります。

そんな中、企業としてどんなサポートができるのでしょうか?
代表例として3つほど紹介していきます。


4-1.毎朝一緒にテレビ会議朝礼
毎朝、オンラインで顔を合わせ、
仕事スタートに向けてメリハリをつける上で非常にポイントです。
顔を見せ合うテレビ会議を行うことで身だしなみも整える意識も芽生えます。

業務報告や今日のTODOを共有しあうことで、
チーム内でタスク管理ができ、コミュニケーションがとれるメリットもあります。

弊社でも毎日朝礼、夕礼を行ってメリハリをつけています。


4-2.ウェアラブル端末や健保ポータルの活用
ウェアラブル端末等を取り入れている企業も多いのではないでしょうか?
種類によって機能は異なりますが、
携帯している方の活動量や睡眠量などが把握できるものが多いと思います。

端末を活用して社員の現状を把握、分析し、
施策につなげることができます。

また、企業や健保独自のポータルサイトの活用もおすすめです。
週次で健康に役立つ情報や、テレワーク時の自宅環境の整え方など
テレワークをしている社員の方々にとって有益な情報が一度に周知できる
非常に有益なツールです。

テレワークでは、自ら情報を収集していかなければならないことが多いため
会社から有益情報が配信されていると、
社員の皆さまは効率的に情報をキャッチでき、時間の効率化につながります。


4-3.ヘルスリテラシーを高めるオンライン教育
4-1、4-2とお伝えしてきましたが、
企業として最も期待するのは、
社員一人一人が自ら生活習慣を整え、行動するようになること
だと思います。

生活習慣と仕事の効率性には相互性があると言われていますので、
テレワーク状況化で仕事のパフォーマンスを維持・向上させていくために
必要な施策のひとつです。

オンライン上で受けることができる健康教育を選ぶ際には、
気づきを与えながら楽しく学ぶことができ、
生活習慣改善の一歩を踏み出すことができるコンテンツがおすすめです。




5、RIZAPでできるテレワーク対策
企業としてのサポートで代表例を3つ記載しました。
RIZAPでは、いずれもサポートすることができます。


今年のテレワークの広がりは、
会社の在り方や従業員の働き方を大きく変えていくと予想されます。

この環境の変化とともに、
会社も変わっていこうと考えるご担当者様から
オンラインや紙面での健康サポートに関して
非常に多くのお問合せをいただいております。

会社ごとの課題やニーズに合わせてカスタマイズしてご提案しておりますので、
まずはお気軽にご相談ください。

本記事でご紹介した『テレワークに関するアンケート』レポート
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