「ビタミン・ミネラル」の重要性

by Suzuka Niimura /日付:2020.6.24  
人事/総務/健康経営//健康管理/ビタミン/ミネラル/食生活

なんとなくよさそう
なんとなく摂っておいたほうがよさそう
と“なんとなく”で思われている、
「ビタミン・ミネラル」
 
実は「ビタミン・ミネラル」が不足すると、
身体にあらゆる問題が発生してしまうほど、
とても重要な栄養素なのです。
 
今、あなたの身体に起きている不調も、
ビタミン・ミネラルの不足が原因かもしれません。
 
本記事では、「ビタミン・ミネラル」がいかに重要なのか、
不足しないための工夫をお伝えしていきます。
 
 

 


1.ビタミン・ミネラルの役目

身体を作る栄養素として、
エネルギー産生栄養素(糖質・脂質・タンパク質)があります。
 
そのエネルギー産生栄養素を
正常に身体で働かせるために必要不可欠な栄養素
それが「ビタミン・ミネラル」です。
 
 
▼ビタミン
体に取り入れた栄養素(糖質・脂質・タンパク質など)が
エネルギーや身体の一部にうまく変換され働くためのサポートを行う
・全20種以上
 ※内13種類が人に必須
・「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」がある 
・体内でも合成されるが、量が足りないので必ず食品から補う必要がある
 

▼ミネラル
身体の構成部分となったり、身体の機能を正常に保ったりする役目
・約100種ある
 ※内16種類が人に必須
体内では合成をすることができないので、必ず食事で摂る必要がある





2.不足するとおこる不調

ビタミンやミネラルが不足すると、
下の図のような不調が現れます。

皆さまが思い当たる不調はないでしょうか?

ご自身の不調に合わせて、
不足している栄養素を取り入れられるような食事にしてみましょう。 
3.日本人の摂取状況

下記グラフは、
30~39歳の女性が、
1日に必要な栄養素摂取量のうち
どのくらい補えているのかを表したものです。 

これを見ると12種の必須ビタミン※のうち、
6種ものビタミンが不足していることが分かります。

このように、
もしかするとあなたも
ビタミン・ミネラルが不足してしまう食生活をしているかもしれません。

4.ビタミン・ミネラルが不足しやすい食生活

ビタミン・ミネラルが不足してしまう、代表例を挙げていきます。


4-1.朝食の欠食

現在、朝食の欠食率は、
男性:約15%、女性:約10%と調査結果が出ています。
 (平成29年国民健康・栄養調査結果の概要 より)

朝食を欠食すると、栄養を摂取する頻度が減ってしまうため、
ビタミン・ミネラルが不足する原因となります。



4-2.食事の偏り

ラーメンだけ、
菓子パンだけ、
など糖質や脂質に偏った食事をすることで、
ビタミン・ミネラル不足につながります。

糖質や脂質の多い食事をすると、
身体はそれらを代謝するために
ビタミン・ミネラルを必要とします。

しかし、このような食生活だと
ビタミン・ミネラルが不足していることが多いため、
そもそも代謝がうまくいかずエネルギーが生み出すことができません。

その結果、正常に身体が機能しなくなってくるのです。



4-3.食事制限

今までダイエットに取り組んだことのある人は多いのではないでしょうか。

ダイエットにはいろいろな方法があります。

その中でも、
特定の食べ物のみを食べ続けたり、
食べる量を極端に減らしたりする
「食事制限」はビタミン・ミネラル不足の原因になります。

脂肪を減らすために「食事制限」を行ったとしても、
ビタミン・ミネラルが不足すると、体の中で代謝がうまくできず、
脂肪が燃えない、痩せにくい体になってしまいます。

ダイエットをする際は、
極端な食事制限をせず、
ビタミン・ミネラルをしっかりとりながら取り組んでいきましょう。



4-4.加工食品の頻繁な摂取

加工食品は、
加工時にビタミン・ミネラルを除くことが多いため、
ビタミン・ミネラルの含有率が未加工のものに比べ低いことがあります。

また、加工食品に含まれる食品添加物は、
ミネラルの吸収を阻害するものもあります





5.ビタミン・ミネラルが多く含まれる食材

栄養素含有量の多い食材を知ることで、
不足していると感じたときにより効率的に摂取することが可能になります。

下記の図は各栄養素が多く含まれる食品を上げています。
この図を参考に、
自分のコンディションに合わせて上手に摂取していきましょう。



6.効率よく摂取できる調理方法 

ビタミンの性質を理解して食べ方を工夫すると、
より効率的にビタミンを摂取することができます。


既に何度か本記事で記載しましたが、
ビタミンには、脂溶性と水溶性があります。

脂溶性ビタミンは、
油脂に溶けやすいため、
油脂と一緒に食べると吸収率が高まります
肝臓に蓄積されますので、1日1回摂取できれば問題ありません。


水溶性ビタミンは、
水分に溶けやすいため、
スープなど煮汁を一緒に食べられるような料理にすると良いです。
尿や汗に溶けて排出されてしまいますので、
朝昼晩と食事に取り入れることをお勧めします。






7.まとめ

「なんとなくよさそう」
と思われるビタミン・ミネラルですが、

「あの不調ももしかしたら、ビタミン・ミネラルの不足だったのかも…」
と思い当たる経験があったのではないでしょうか?

まずは、普段の食生活を見直して、
ビタミン・ミネラルを積極的に取り入れていきましょう!



これからもRIZAPは、
働く皆さまの健康をサポートしていきます。

貴社従業員の皆さまに、
・こういった食事の知識をもっとつけてほしい
・正しい食生活を身に着けてほしい

などとお悩みの方は、
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